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日本平動物園のゾウ 国内導入に転換 現在1頭、海外は断念 静岡市

 静岡市は11日、現在高齢個体が1頭しかいない日本平動物園のゾウについて、海外ではなく国内で繁殖した個体の導入を目指す、と明らかにした。ワシントン条約で国際取引が規制されていることなどを受けたもの。同日に開かれた市議会観光文化経済委員会で担当者が明らかにした。

日本平動物園
日本平動物園

 同動物園に現在いる「ダンボ」は推定57歳。国内で飼育されている雌のアジアゾウの中で最高齢となっている。共に飼育されていたシャンティは2022年5月に53歳で死んだため、飼育されているゾウはダンボ1頭きりとなっている。市はこれまで、原産国のタイを訪れるなどして導入に向けて直接交渉をした経過もあったが修正する。過去には群れで展示を行うゾウ舎の新設も計画したが、白紙にする。担当者によるとダンボの健康状態は良く「長期スパンで新たな個体の導入を目指す」などとした。
 また、同動物園は今年が開園55周年に当たることから、各種集客イベントも計画しているという。

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