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44議案可決 閉会 静岡県議会12月定例会

 静岡県議会12月定例会は21日、最終本会議を開き、物価高騰対策など追加経済対策やヴァンジ彫刻庭園美術館跡地の取得を前提とした維持管理費など盛り込んだ2023年度一般会計補正予算案や、県特別職、職員の給与などを引き上げる条例改正案など計44議案を原案通り可決して閉会した。
 12月定例会では、開会日の1日に川勝平太知事が東アジア文化都市レガシー拠点発言を巡って「訂正しない」と所信を表明。これに議会が反発して訂正を求める決議案が全会一致で採択され、知事が構想を白紙、謝罪する一幕があった。
 最終本会議の賛成討論では、知事との溝が深まる最大会派自民改革会議を代表して野田治久氏(伊豆市)が「6月定例会から毎回、知事の言動が発端となり、県全体に無用の混乱、議会が空転する事態を招いた」と苦言し、言動に注意するよう求めた。
 診療、介護、障害福祉サービスなどの報酬や保育の公定価格の適切な改定を国に求める意見書や、地方空港の国際定期路線再開への支援強化を求める意見書など計4件も可決された。

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