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貯水機能付き給水管に補助 災害時の断水想定 掛川市、市議会答弁

 掛川市は2024年度、災害時に一定の水を家庭で確保できる「貯水機能付き給水管」に対する補助制度を新設する。管の損傷で水不足が深刻化した能登半島地震を踏まえた対応。6日の市議会2月定例会一般質問で、本多弘典危機管理監が明らかにした。
 貯水機能付き給水管は、管の一部が貯水タンクになっていて、断水時も容量分の水が使える利点がある。市危機管理課によると、20万円を上限に導入を補助する。備蓄用の水を購入して自宅に運ぶのは高齢者にとって負担が大きいなどとする市民の意見を反映した。
 ペットボトル水を日常で消費しながら補充するローリングストックの啓発も強めて、自助による断水対策を推進する。井戸水とため池を活用して生活用水を確保する方法も検討する。
 一般質問には富田まゆみ氏(共に創る掛川)が登壇した。本会議に上程された議案のうち市税条例改正案1件を審議し、原案通り可決した。
 (掛川支局・高林和徳)

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