テーマ : 議会しずおか

日本語指導拠点校 増設へ 外国人生徒数回復 浜松市議会 一般質問

 浜松市議会11月定例会は1日、井田博康(自民党浜松)、鈴木裕之(同)、辻村公子(同)、小黒啓子(共産党市議団)の4氏が一般質問を行った。奥家章夫学校教育部長は海外から市内に編入する生徒の増加に対応するため、現在1カ所の日本語指導拠点校を増設する考えを示した。辻村氏への答弁。

 日本語指導拠点校は日本語が苦手な外国人生徒が中学校に通う前に、10週間集中的に日本語を学ぶ場。同じレベルの生徒で集まって活発に発話を練習できるため人気が高い。2022年度に南区に江南教室を開設し、初年度は30人が利用したが、立地の問題で通学を断念した生徒もいた。
 海外から市内に編入する生徒や児童の数は新型コロナの収束に伴って増加傾向で、23年度は22年度の1・3倍に当たる78人に上っている。奥家部長は「外国人居住分布を考慮し、より多くの生徒が利用できるよう前向きに増設を検討する」と述べた。
 (浜松総局・宮坂武司)

いい茶0

議会しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞