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沼津市議会、委員会ネット中継へ 導入先進の富士視察 

 議会改革の一環として委員会のインターネット中継を始める沼津市議会が、導入へ準備を進めている。先進事例として富士市議会を視察したほか、予算や使い勝手などに関する情報収集を開始。今後、課題や効果を見極め、導入時期や予算額などを固める。
 11月29日の富士市議会。沼津市議会の高橋達也議長や議会事務局職員らが同日の委員会に訪れ、カメラの配置や生中継されている議員と市当局の質疑応答の様子を確認した。富士市議会事務局職員らから導入のいきさつや今後見えてくる効果なども聞いた。「開かれた議会の実現へ意味があると感じた。他市町の議会を見るのも大いに勉強になった」と高橋議長。今後、各議員と共有する。
 富士市議会が委員会の配信を始めたのは9月定例会。「委員会を傍聴したいが、仕事などでできない。どうにかならないか」と、市民で構成する議会モニターからの意見がきっかけ。小池智明議長によると、開始直後から委員会の感想など市民の反応が少しずつ議員や事務局に寄せられているという。小池議長は「各議員は市民に見られているという意識が芽生えるはず」と期待、沼津市議会もこの効果を見込む。
 (東部総局・高橋和之)

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