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黙とう用サイレン求め住民ら要望書 熱海土石流、市議会議長に

 28人の犠牲者を出した熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、地元の住民団体や町内会などの代表者が5日までに、大規模土石流の発生時刻に黙とう用サイレンを放送するよう求める要望書を市議会の川口健議長に提出した。同日の市議会議会運営委員会で、市議会事務局が報告した。
 要望書を提出したのは、伊豆山の住民団体「熱海伊豆山で心をつなぐ集い」の大舘節生代表世話人や7町内会長、温泉旅館組合長、観光協会長など18人。2021年に大規模土石流が発生した時刻に当たる7月3日午前10時28分に合わせ、黙とう用サイレンを「永久的に発令する検討をお願いしたい」と訴えた。
 同つなぐ会は被災現場近くの寺院「般若院」と伊豆神社の協力を得て、犠牲者を慰霊する月命日の法要を今年7月3日まで続けてきた。要望書では、黙とう用サイレンの意義について、「災害の記憶を後世に語り継がなければならない。熱海市と伊豆山地区の恒久平和を祈念することを目的とする」と説明している。

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