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沼津市立病院 患者数確保、収益安定化へ かかりつけ医と連携 市議会で強化プラン

 沼津市立病院は5日、2024年度から4年間の「経営強化プラン」を市議会民生病院委員会で示した。急速な人口減を踏まえ、地域のかかりつけ医と連携して患者数を確保し、収益の安定化を目指す。

 プランは「改革プラン」(08~13年)「新改革プラン」(17~20年)に続く計画として位置づけた。県東部10市町で構成する駿東田方保健医療圏の人口は、20年から25年で3万人減少し、病院も患者数減が予想される。
 プランはコロナ禍前の19年度の水準を目標とした。救急搬送の応需率を高めるほか、患者のかかりつけ医からの紹介率を向上させ、収入確保に努める。
 国のガイドライン改定や残業の上限規制も踏まえ、経営強化の取り組み項目に医療従事者の働き方改革も加えた。医師以外でも可能な業務を看護師などに振り分ける「タスクシフト」を進めると明記した。
 市議会2月定例会は同日、民生病院、建設水道の両委員会を開き、委員会付託した計12議案を審査した。
 (東部総局・尾藤旭)

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