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24年度予算、過去最大の見通し 磐田市議会で市長答弁 大型事業続く

 磐田市の内野昌美副市長は4日の市議会11月定例会で、2024年度一般会計の予算規模は、過去最大だった本年度当初予算の701億円を上回るとの見通しを示した。根津康広氏(共産)の代表質問への答弁。
 26年度開校予定の向陽学府小中一体校の整備や中東遠消防指令センターのシステム更新などの大型事業が相次ぐことが要因。さらに、物価高などに伴う増額も影響している。
 市財政課によると、各課の予算要求を積み上げた結果、24年度の予算規模が約760億円に上った。市税収入は、本年度当初予算と比べ増加を見込むとしながらも、内野副市長は「収支の状況は例年以上に厳しくなることが想定される」と述べた。
 市街化調整区域の人口減少対策については、同区域内での住宅建設が特例で可能になる制度「優良田園住宅」の導入を進めていると説明。子育て世帯や移住希望者らの多様なニーズに応え、定住促進を図るとした。
 同日の代表質問には、秋山勝則氏(志政会)、鈴木弥栄子氏(市民と創る磐田)も登壇した。
 (磐田支局・崎山美穂)

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