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地籍調査進まず 津波浸水域の人口集中地区 沼津市

 沼津市は5日、津波浸水想定域のうち、人口集中地区の地籍調査について、静岡県が目標とする2026年度末の完了が達成できない見込みを明らかにした。市議会11月定例会一般質問での山下富美子氏(未来の風)への答弁。
 土屋剛彦都市計画部長は26年度末の達成率は37・8%と見込み、早期の完了は難しいとした。理由として人口集中地区は土地一筆ごとの面積が小さい点や、応札業者が少ない点を挙げ、「他市町の例を参考に進捗(しんちょく)率向上を進める」と述べた。
 地籍調査は土地を一筆ごとに測量し、境界や面積を確定する。東日本大震災の復興時、未実施地域で境界が確定せず、事業が遅れた例が出たことから、国や県は市町に津波浸水想定域を優先するよう求めている。

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