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テーマ : 富士市

静岡人インタビュー「この人」 全国高校総体で優勝した富士高山岳部の天気図担当 山田純怜さん(富士市)

 北海道の十勝岳や大雪山系で8月に開かれた全国高校総体登山女子で、部として4年ぶり3度目の頂点に立った。4人のチームでは、天気図の作成やコース上の目印を確認する読図で貢献した。富士高2年。17歳。

山田純怜さん
山田純怜さん

 -全国優勝の感想を。
 「初日の筆記で予想以上の減点があったが、4人で励まし合えたことが残り3日での逆転につながった。弱音もはいたが、遠慮せずに声をかけ合えるところがこのチームの強みだったと思う。自分が主担当だった天気図は、県大会での失点を反省してたくさん準備したほか、男子の県代表になった沼津東高との合宿でアドバイスをもらえたのも大きかった」
 -登山を始めたきっかけは。
 「小学生の頃から家族でハイキングによく出かける機会に恵まれ、キャンプへの憧れもあった。全国大会で強豪校と競い合っているという先輩たちの努力を知って、自分もやりたいと思った。中学まで水泳をしていて、体力は自信があった。実際に始めてみると、地形の成り立ちや植生などを知ることができて面白かった。半面、何日も審査が続く競技は緊張する時間も長くて気が抜けない」
 -日頃の練習はどのように。
 「学校の周りを走ったり、筋トレをしたり、体力づくりが中心。20キロ近い荷物を背負って、地域の岩本山を上り下りすることも。テントの設営や炊事も練習する合宿では、パンケーキやホットサンドを作るなど楽しみな時間もある」
 -今後の目標は。
 「来年の全国総体で連覇できるよう、自分が引っ張る側としてさらに経験を積んでいきたい。山の魅力はまだまだ知らないことだらけ。百名山などへの挑戦を通じて長く続けられたらと思う」
 (富士支局・宮城徹)

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