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テーマ : 藤枝市

空き家の流通促進へ連携協定 藤枝市と島田掛川信用金庫

 藤枝市と島田掛川信用金庫(千葉靖史理事長)は10月26日、「空き家等の流通促進に関する連携協定」を締結した。管理不良な空き家が地域の安全を妨げるのを防ぎ、空き家と敷地が移住希望者の受け皿として活発に取引されるようにすることが狙い。市によると、自治体と金融機関との空き家に関する協定は県内初。

協定書を手にする北村藤枝市長(右)と千葉理事長=市役所
協定書を手にする北村藤枝市長(右)と千葉理事長=市役所

 協定には、空き家対策に関する施策の実施と事業について市民への周知、金融商品の開発と発信、金融機関ならではの相談対応の実施などを盛り込んだ。同信金は市内の空き家限定で解体にかかる費用を借り入れる場合、金利を通常3・155%から1・25%(無担保)に引き下げる。空き家購入希望者には、住宅ローンを通常2・475%から0・5%(有担保)の優遇金利で提供する。それぞれ年内から始める予定。空き家所有者や購入希望者らへの相談対応も行う。
 市役所で締結式を行い、北村市長と千葉理事長が協定書に署名した。北村市長は「市内の空き家対策事業の大きな一歩になる。藤枝に住みたいと願う人々の新たな受け皿になってほしい」と期待し、千葉理事長は「両者が持つ知見を生かし、藤枝の空き家の流通促進につながるよう尽力したい」と述べた。

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