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静岡ブルーレヴズ、花園に快勝で5位浮上 ラグビーリーグワン1部

静岡―花園 後半11分、静岡・山口(左)が3試合連続となるトライ=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
 ラグビーリーグワン1部第6節は27日、ヤマハスタジアムなどで4試合を行った。静岡は50―12で花園に快勝し、5位に浮上した。
 先制を許した静岡は前半10分、ラインアウトから左へ展開し、WTBマロ・ツイタマがトライ。SO家村健太のコンバージョンキックも決まり逆転した。同15分にはフランカー庄司拓馬のオフロードパスからCTBチャールズ・ピウタウがトライを決め突き放し、32分にもFBサム・グリーンの狭いスペースを抜けるトライで加点した。後半に入っても攻撃の手を緩めなかった。
 神戸は横浜に31―27、東京ベイはBR東京に18―17とともに接戦をものにした。BL東京はトヨタを28―12で下した。

静岡(16) 50(19―12 31―0)12 花園(1)
東京ベイ(15) 18(5―10 13―7)17 BR東京(7)
神戸(15) 31(0―10 31―17)27 横浜(18)
BL東京(27) 28(10―7 18―5)12 トヨタ(14)


FWが圧力、バックス陣躍動 多彩な攻撃「良い流れ」
 静岡が8トライの猛攻で花園を圧倒した。強みのFW陣が圧力をかけ、相手の守備の枚数が偏ったところでバックス陣が躍動。多彩なオプションで的を絞らせない攻撃も機能した。得点につながる好プレーを重ねたフランカー庄司は「良い流れで試合を運べた」と手応えを口にした。
静岡―花園 前半10分、静岡・ツイタマ(右)がこの試合1本目のトライ=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
 前半10分、ゴール前のラインアウトモールでFW陣が押し込むと、スペースが生まれた左へ大きく展開しWTBツイタマが左サイドを駆け抜けた。主導権をつかみ、その後も2連続でトライを生み優位に立った。
 後半には中央付近からのクイックで右へとつなぎ、WTB山口が右隅に3試合連続トライ。昨季までにはない攻撃パターンを随所で発揮し、計5トライを重ねた。この日2トライで、縦への絶妙なキックで味方のトライも演出したツイタマは「FW陣が仕事をしてくれたので、自分たちはそれを生かして得点につなげることができた」と振り返った。
 これで3勝3敗の勝率5割。3トライ差以上で与えられるボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得し、5位に躍り出た。大黒柱スミスの長期離脱をチーム力でカバーした静岡。一人一人の地力は確実に上がっている。
静岡―花園 後半15分、トライを決めチームメートと喜ぶ静岡・ツイタマ(右)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)

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