テーマ : ラグビー

具智元、イングランド戦へ闘志 スクラムで悔しさ晴らす

 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本代表は1次リーグ2連勝を目指し、17日(日本時間18日)にイングランド戦に臨む。昨年の雪辱もかかる試合へ、プロップの具智元(神戸)らが闘志を燃やす。

イングランド戦に向けての練習後、記者会見する具=13日、トゥールーズ(共同)
イングランド戦に向けての練習後、記者会見する具=13日、トゥールーズ(共同)

 悔しさを晴らすときがきた。敵地で臨んだ前回のテストマッチは前半にスクラムの反則が重なった。流れを明け渡し、13―52と大敗。スクラムの要となる具は苦い記憶を胸に「イングランド戦をイメージして練習してきた。自信はある」と話す。相手左プロップとの駆け引きに屈し、引いてしまったという。ハーフタイムで、スクラム担当の長谷川コーチから「けっこう怒られた」といい、修正した後半は「うまくいった」との手応えがあった。
 伝統的に力強いFWによるセットプレーを重視するイングランドについて、37歳のフッカー堀江(埼玉)は「すごくシンプルにくる」と話す。相手の強みを理解した上で、長谷川コーチも「たぶん100年同じラグビーをしている。リスペクトを持って試合をしたい。やられる前にやることが大事」と真っ向勝負の構えだ。
 4年前のW杯は1次リーグの同じ組で最強とみられたアイルランドとの試合で、スクラムで押し込んで反則を誘い、勢いに乗って破った。具は「いいスクラムを組んでいけばいい雰囲気になり、チームのプラスになる」と力を込めた。

いい茶0

ラグビーの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞