テーマ：ラグビー

新たな戦い「飢えている」　リーグワン埼玉の司令塔・松田

　ラグビーのＮＴＴリーグワンは９日に開幕する。ワールドカップ（Ｗ杯）フランス大会の日本代表司令塔として活躍し、１０日に初戦を迎える埼玉のＳＯ松田力也が７日、取材に応じ、新シーズンへの意気込みを語った。

笑顔でポーズをとる、ラグビーのリーグワン埼玉の松田力也＝７日、埼玉県熊谷市

　―Ｗ杯はベスト８に届かなかった。
　「悔しい気持ちで終わり（帰国後は）４強や決勝に進むにはどうすればいいか考えていた」
　―プレースキックは２０本中１９本を決め、成功率は９５％だった。
　「１００％という究極の数字を目指してきた。外した１本に悔しさが残る。自分のキックのメカニズムを理解し、修正できるようになった」
　―リーグワンは昨季決勝で東京ベイに敗れた。
　「自分たちを見直すいい機会になった。リーグワンで満足なシーズンを送ったことがなく優勝したい。飢えている状態」
　―埼玉は大型補強せず２季ぶりの優勝を狙う。
　「一緒にやってきたメンバーがたくさんいる。チーム力で戦いたい」
　―今季は海外の大物が多く参戦する。
　「どのチームにもいい選手がいて、全体のレベルは上がる。気の抜ける試合はない」
　―日本代表で仲間だった選手との対戦もある。
　「手の内を知っているのでやりにくいところはあるが、意識しないでプレーしたい」
　―慕ってきたフッカー堀江翔太（埼玉）が今季限りの引退を表明した。
　「一番教えてもらった選手。引退するシーズンで勝ち、堀江さんだけが泣いている絵を見たい」

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