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地元と覇者、W杯屈指の好カード ラグビー準々決勝、仏主将が復帰

 ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会で、初優勝を目指す地元フランスと、前回覇者で単独最多の4度目の頂点を狙う南アフリカが激突する15日(日本時間16日)の準々決勝は屈指の好カードだ。フランスはスターのSHデュポン主将がけがから復帰する。「肉体面でも技術面でも絶好調だ」と意気込む。

南アフリカ戦に向け調整するフランスのデュポン(手前)=13日、サンドニ(共同)
南アフリカ戦に向け調整するフランスのデュポン(手前)=13日、サンドニ(共同)

 一昨年に世界年間最優秀選手に輝き、大きな期待を背負うデュポン。175センチの体で正確なキックを駆使し、自ら突破するパワーも持つ。既存のSHの枠を超えた存在だ。9月21日のナミビア戦で顔を骨折。手術を経て先週から接触を伴う練習を始め、決勝トーナメントに間に合わせた。
 昨年11月の対戦ではフランスが30―26で競り勝ち、南アフリカ戦の連敗を7で止めた。屈強な肉体を誇る相手に対抗できるかが鍵を握り、フランカーのオリボンは「前回と同じような激しい試合になる。準備はできている」と自信を漂わせた。
 対する南アフリカは従来とは違う布陣で臨む。勝負の後半に大型FWを次々と投入するのがこれまでの戦い方。1次リーグのアイルランド戦では控えの8人中7人をFWが占めたが、今回はFW5人と少なめで、リーグワン横浜に所属するSHデクラークらバックス3人を置いた。
 キックを多用するフランスに対抗する作戦か。先発FWの負担が増えそうだが、リーグワン三重所属でロックのモスタートは「これまでと何も変える必要はない。首脳陣を厚く信頼している」と心配を打ち消した。

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