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外苑再開発、7月に説明会 住民ら向けに事業者

 国立競技場などのスポーツ施設が集まる東京・明治神宮外苑の再開発を巡り、事業者代表の三井不動産は30日、近隣住民らへの説明会を7月17~19日に実施すると発表した。樹木の大量伐採や、シンボルであるイチョウ並木への悪影響を懸念する声が上がっており、事業の必要性や緑地保全の取り組みについて説明し理解を得たい考え。

東京・明治神宮外苑地区のイチョウ並木(手前)。奥は聖徳記念絵画館=30日午後0時19分(共同通信社ヘリから)
東京・明治神宮外苑地区のイチョウ並木(手前)。奥は聖徳記念絵画館=30日午後0時19分(共同通信社ヘリから)

 同社によると、参加には案内状が必要で、対象者は再開発予定の敷地から約380メートル以内の約5千事業者と約8千世帯。
 対象外の人には、説明会と同じ内容の動画を特設サイトで7月17日に公開するほか、質問も受け付ける。同社は「双方向でのやりとりの機会を設け、理解と共感を得られるよう努める」としている。
 再開発では、老朽化した神宮球場と秩父宮ラグビー場を、場所を入れ替えて新築するほか、商業施設の入る高層ビル2棟を建てる。都の施工認可を受け、今年3月から神宮第二球場の解体工事が始まっており、周辺の高木の伐採が8月に始まる見通し。全体の工事完了は2036年の予定。

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