テーマ : ラグビー

W杯代表3人がラグビー指導 「誰しも必ず強みある」とエール

 ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会から帰国した日本代表の姫野和樹主将(29)と流大副主将(31)、中村亮土選手(32)の3人が28日、流選手の出身地、福岡県久留米市でのラグビー教室で、小学生から大学生まで約240人にプレーのコツを伝授した。「誰にでも必ず強みがある。誠実に練習することが大切」と未来の桜の戦士にエールを送った。

ラグビー教室で指導をする、日本代表の姫野和樹選手=28日午後、福岡県久留米市
ラグビー教室で指導をする、日本代表の姫野和樹選手=28日午後、福岡県久留米市

 3人はパスやタックルを実践。姫野選手は「パスする時は相手を思いやって」とアドバイスし、中村選手は好プレーに「ナイス」と声をかけた。流選手は、手本を示しステップの踏み方やスピードの調整方法を教えた。
 松葉づえ姿の選手からけがをした際のモチベーション維持について問われた流選手は、脚を痛めW杯で欠場した経験を踏まえ「悔しかったけど、けがをしたからこそ見えるものがあった。ポジティブに今できることをやろう」と勇気づけた。
 指導を受けた久留米市の小学6年金子琉生君(12)は「体が大きく、筋肉がすごくてかっこよかった。3人みたいになりたい」と興奮していた。
 姫野選手は指導後の取材に「熱い気持ちに元気をもらった。人として大切なことを教えてくれるラグビーの文化を、子どもたちにも学んでほしい」と話した。

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