テーマ : ラグビー

サモアがアイルランドに大健闘 テストマッチ、W杯で日本と同組

 8日に開幕するラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会で、日本と同じ1次リーグD組のサモアが順調な仕上がりを見せている。フランスのバイヨンヌで行われた8月26日のテストマッチは、世界ランキング1位のアイルランドに敗れたものの、13―17と大健闘。マプスア監督は「多くの収穫があった」と手応えを口にした。

テストマッチで健闘をたたえ合うサモアとアイルランドの選手たち=8月26日、バイヨンヌ(ゲッティ=共同)
テストマッチで健闘をたたえ合うサモアとアイルランドの選手たち=8月26日、バイヨンヌ(ゲッティ=共同)

 観衆をどよめかせたのは、7―7で迎えた前半終了間際のプレーだ。敵陣深くでのスクラムで、強力FWで鳴らす相手をぐいぐいと押し込み、反則を誘った。元ニュージーランド代表で、代表資格の規定変更によって加わったSOソポアンガがPGをきっちり成功。3点リードで前半を折り返し、後半に逆転されたが最後まで追いすがった。
 7月に日本を破った際は元オーストラリア代表のリアリーファノがSOを務めており、選手層は厚い。FWルアトゥアも元ニュージーランド代表だ。前回W杯でサモアに47―5で快勝したアイルランドのFWヘンダーソンは「以前戦った時とは全く違うチームだ」と評した。
 サモアの選手たちに、この善戦で満足する様子はない。共同主将のアラアラトアは「一歩前進だが、アイルランドから学ぶべきことがたくさんある」と、さらに上を見据える。日本は直近2大会も1次リーグでサモアと対戦して勝っているが、今回はかなり手ごわそうだ。(共同)

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