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リーグワン 藤井静岡 誕生 「親分肌」新指揮官と巻き返す

 ラグビー・リーグワン1部の静岡は、日本代表のナショナルチームディレクターを務める藤井雄一郎氏を新監督に迎えることになった。新シーズンに向けて7月下旬に始動したチームは新指揮官のもと、8位に終わった昨季の巻き返しを図る。

コリジョンスキル向上へ基礎練習に励む選手=磐田市の大久保グラウンド
コリジョンスキル向上へ基礎練習に励む選手=磐田市の大久保グラウンド

 藤井氏はトップリーグ・サニックスの監督時代、スピード感あふれるラグビーを武器に、限られた戦力で実績を残した。長年の親交がある堀川隆延アシスタントコーチは「方向性を示してくれる親分タイプの人」と評する。藤井氏の合流はワールドカップフランス大会後となるが、静岡のスタッフ陣とは既に連携を深めているという。
 今季チームが目指す方向性は、コリジョン(身体衝突)のスキルをさらに磨き、絶対的な武器にすること。始動時から意識して体をぶつけ合い、21日に公開した練習でも強度の高いプレーを重ねた。スクラムのスペシャリストで日本代表アシスタントコーチの長谷川慎氏も指導陣に加わるため、セットプレーの精度向上に期待がかかる。
 両氏とともに日本代表候補合宿に参加したプロップ伊藤平一郎は「今までのベースを生かしていくと思うが、どのように積み上がっていくか楽しみ」と期待を膨らませた。
 (吉沢光隆)

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