テーマ : ラグビー

日本に「発祥の地」の厚い壁 ラグビーW杯、後半不運な失点

 競技誕生から200年。ラグビー発祥の地、イングランドに挑んだ日本だが、11度目の対戦でも厚い壁にはね返された。チームの全得点をマークしたSO松田力也(埼玉)は「いいところまでいったが、勝ち切ることができなくてすごく悔しい」と残念がった。

日本―イングランド 後半、モールで耐える堀江(右端)=ニース(共同)
日本―イングランド 後半、モールで耐える堀江(右端)=ニース(共同)
ラグビーW杯フランス大会の1次リーグでイングランドに敗れ、肩を落とす日本の(右から)下川、リーチ、松田、バル、中村=17日、ニース(共同)
ラグビーW杯フランス大会の1次リーグでイングランドに敗れ、肩を落とす日本の(右から)下川、リーチ、松田、バル、中村=17日、ニース(共同)
日本―イングランド 後半、モールで耐える堀江(右端)=ニース(共同)
ラグビーW杯フランス大会の1次リーグでイングランドに敗れ、肩を落とす日本の(右から)下川、リーチ、松田、バル、中村=17日、ニース(共同)

 前半はイングランドが武器のスクラムで互角に組み合い、9―13と食らい付いた。後半は14分に松田のPGで1点差に迫り、金星を期待させた。だが相手選手の頭に偶然当たったボールが空いたスペースにこぼれ、16分に不運な形でトライを奪われた。その後は力尽きたように失点を重ねた。
 昨年11月の前回対戦では13―52で大敗。そこからもう一度、細部にこだわる日本のスタイルを突き詰めたが、SH流大(東京SG)は「少しずつプレッシャーを感じて、主導権を握られてしまった」と悔やんだ。
 自国開催の追い風を受けた2019年大会ではアイルランド、スコットランドを破り、初の8強入り。だが、国外のワールドカップ(W杯)では欧州勢からの1勝が遠い。1次リーグ突破に向け、次のサモア戦が正念場となる。(共同)

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