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神宮外苑訴訟、原告160人に 東京地裁、101人が追加提訴

 国立競技場などのスポーツ施設が集まる東京・明治神宮外苑で計画されている再開発事業を巡り、周辺住民らが手続きが違法として東京都の工事認可の取り消しなどを求めた訴訟で、住民側は9日、新たに101人が東京地裁に追加提訴したと明らかにした。原告数は計160人となった。
 訴状によると、事業者が都の審議会に提出した環境影響評価(アセスメント)書は、伐採する樹木の数を過少に申請するなど不十分な内容だと主張。認可の前提事実に誤認があり、裁量の逸脱だとしている。
 再開発では、老朽化した神宮球場や秩父宮ラグビー場を解体して場所を入れ替え、商業施設の入る2棟の高層ビルを建てる。2036年の完成を見込み、都が今年2月に認可した。
 音楽家坂本龍一さんが3月の死去直前に東京都の小池百合子知事に事業見直しを求める手紙を送るなど、多くの著名人も反対を表明している。

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