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静岡ブルーレヴズ 地元開幕戦飾れず ラグビーリーグワン1部

 ラグビーリーグワン1部第2節は17日、ヤマハスタジアムなどで3試合を行い、静岡は神戸に26-30で逆転負けを喫し、開幕戦に続く黒星となった。

静岡―神戸 後半20分、静岡・ピウタウ(左)がトライ=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
静岡―神戸 後半20分、静岡・ピウタウ(左)がトライ=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
静岡―神戸 後半10分、トライを決める静岡・スミス(中央)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
静岡―神戸 後半10分、トライを決める静岡・スミス(中央)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
静岡―神戸 後半32分、PGを決める静岡・家村(右)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
静岡―神戸 後半32分、PGを決める静岡・家村(右)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
静岡―神戸 後半20分、静岡・ピウタウ(左)がトライ=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
静岡―神戸 後半10分、トライを決める静岡・スミス(中央)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
静岡―神戸 後半32分、PGを決める静岡・家村(右)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)

 先制を許し、劣勢となった静岡は前半31分、相手のキックミスを拾ったWTBマロ・ツイタマが左サイドを抜けトライを奪い反撃。10点差で折り返した。後半10分にはゴール前のスクラムから抜け出したフランカーのクワッガ・スミスが巧みなステップで相手をかわしトライ。さらに同20分にはCTBチャールズ・ピウタウが右サイドから飛び込み逆転した。その後同点とされ、SO家村健太のペナルティーゴールで勝ち越したが、同33分に決勝トライを献上した。
 BL東京は東京SGに26-19、昨季2位の埼玉は花園に49-0で快勝。ともに2勝とした。

神戸(9) 30(18―8 12―18)26 静岡(1)
BL東京(10) 26(19―13 7―6)19 東京SG(6)
埼玉(10) 49(8―0 41―0)0 花園(1)

一瞬の気の緩み 接戦を左右
 気が緩む一瞬の時間「ソフトモーメント」で奪われた複数のトライが勝敗に直結した。4点を追う終了間際、静岡はゴール前での好機を逸し、地元開幕戦に集結した1万3千人近い観客からため息が漏れた。主将のスミスは「自分たちでミスを起こし、簡単にトライを取られてしまった」と唇をかんだ。
 外側を抜かれて失点を重ねた前節の反省を踏まえ、外からのブレークを防ぐ意識を共有した守備は粘りを発揮。だが前半には得点直後にキャッチミスを拾われトライを献上するなど、流れに乗りきれなかった。
 それでも後半は攻勢に転じ、スクラムで圧倒。スミスのトライもスクラムの圧力が作用した。主導権をつかむと同20分にはCTBピウタウが右サイドラインギリギリで飛び込みリーグワン初トライ。フェーズを重ねて生んだ逆転劇に「チームで取れたトライだった」。だがその後は追い付かれ、再びリードした直後に中央を難なく突破され、逆転トライを奪われた。
 良い展開を多くつくったアタックでもゴール前の位置取りや連携などで反省が生まれた。藤井監督は「基本的なスキルを見つめ直し、小さなミスや反則など自分たちで直せる部分をしっかりやっていきたい」と次節を見据えた。
 (吉沢光隆)

次期HCが観戦
 日本代表の次期ヘッドコーチ(HC)に決まったジョーンズ氏がBL東京-東京SGを観戦した。2015年ワールドカップ(W杯)イングランド大会でHCと主将の間柄だったBL東京のナンバー8、リーチは「これからどういうふうになるか楽しみ」と語った。
 

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