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W杯、リベンジに燃えるNZ 昨夏負け越した難敵アイルランド

 黒衣軍団がリベンジに燃えている。ラグビーのワールドカップ(W杯)で3度の優勝を誇るニュージーランドは14日(日本時間15日)、準々決勝でアイルランドと激突する。昨年7月に地元での3連戦で1勝2敗と負け越した難敵。FBのB・バレットが「(昨夏は)厳しい時間だった。多くの仲間はいまだに傷ついている」と話すほど、苦い記憶として刻まれた。
 地元メディアによると、自国での2連敗は実に24年ぶりという屈辱。コーチ2人が更迭され、フォスター監督も解任の瀬戸際まで追い込まれた。一方のアイルランドはこのNZ遠征から17連勝中で、世界ランキング1位に君臨。フォスター監督は「もしW杯で優勝するなら、今がその時だと彼らは感じているだろう」と充実ぶりを認める。
 ニュージーランドも立て直してきた。前回大会までアイルランドを率いた名将シュミット氏をコーチに招聘。同氏は卓越した戦術眼で選手をサポートし、CTBのイオアネは「プレーを非常に細かく分析する」と敬服する。今大会は1次リーグでフランスに敗れたが、イタリアには大勝。4試合を終えて出場チーム中で最多の253点を挙げるなど、世界屈指の攻撃力は健在だ。
 前回大会も準々決勝でアイルランドと対戦。46―14と快勝した4年前の再現を目指す。SHスミスは「世界最高のチームに挑むチャンスだ」と大一番を待ちわびている。(共同)

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