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静岡ブルーレヴズ、3連勝で暫定6位 プレーオフ進出へ望みつなぐ ラグビーリーグワン1部

 ラグビーリーグワン1部第12節は6日、ヤマハスタジアムなどで4試合を行った。静岡は三重に43―14で勝ち暫定6位となった。静岡―三重 前半、静岡・イラウア(右)が先制トライ
 静岡は前半9分、ナンバー8マルジーン・イラウアのトライで先制。その後も同16分にSHブリン・ホール、18分にはロックのマリー・ダグラスのトライが生まれるなど前半だけで5トライを奪った。後半は連続トライを許したが、立て直して着実に点差を広げた。静岡―三重 前半、攻め込む静岡・ホール(中央)
 首位埼玉は相模原に快勝。横浜はBR東京を31―12で下し、トヨタは47―30で花園を振り切った。

7トライ 三重を圧倒 プレーオフ進出へ、望みをつなぐ快勝だった。静岡は7トライ、守備も前半は無失点と攻守で圧倒し、リーグワン移行後初の3連勝。藤井監督は「(トライを)しっかり5本以上取れた。2トライを許したが立て直して、次につながる内容だった」と納得の表情を浮かべた。静岡―三重 前半、静岡・ダグラス(右)が中央にトライ
 先制した静岡は前半16分、相手のパスをSHホールがインターセプト。そのままインゴールへ持ち込んだ。直後にはキックオフのボールをキャッチしたWTBファリアが巧みに抜け出し、約70メートル前進。ダグラスのトライへとつなげた。静岡―三重 前半、攻め込む静岡・ファリア(中央)
 さらに同34分、ホールがゴール前中央右側から「大きな声が聞こえたので簡単に選択できた」と大外にいたファリアへ長いパス。相手の意表を突いて追加点を奪い、ファリアは「あそこが空くと話していたことを遂行できた」と喜んだ。静岡―三重 前半、コンバージョンゴールを決める静岡・奥村静岡―三重 後半、静岡・ファアウリ(左)がトライ
 暫定6位につけ、残りは4戦。負けられない戦いが続くがゲーム主将の庄司は「80分間やりきれた中で修正する点はあったので、来週へつなげていきたい」と次戦を見据えた。

矢富勇が通算150試合 「素晴らしい支援に感謝」
 静岡のSH矢富勇が後半26分にピッチに入り、ヤマハ発動機時代から合わせて公式戦通算150試合出場を達成した。大歓声を受けた39歳は「ラグビー人生で、なかなか経験できないこと。素晴らしい支援をしてくださった皆さんに感謝しかない」と振り返った。静岡―三重 後半、途中出場しパスを出す静岡・矢富勇。公式戦通算150試合出場を果たした
 前十字靱帯(じんたい)断裂など、度重なるけがを乗り越え達成した偉業。この日もタイミングをずらしたパスでトライを演出するなど、ベテランらしい働きでチームを引っ張った。静岡―三重 公式戦通算150試合出場を果たし、花束を手にする静岡・矢富勇
 節目を勝利で飾り、目線は残り4戦に向く。「チームはようやく本調子になってきた。この勝ちを勢いに、残り試合を全て勝ってプレーオフへ進出したい」と浮上を誓った。
 (運動部・吉沢光隆)
 (写真はいずれもヤマハスタジアムで撮影、写真部・二神亨)

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