テーマ : 教育・子育て

和船で細江湖1周 地域の交通、運搬の歴史学ぶ 浜松の西気賀小

 浜松市北区細江町の西気賀小4~6年生14人が17日、和船で学校前に広がる細江湖の1周に挑戦した。田んぼの間を流れる運河を利用し、農作物や農機具を和船で運んでいたという地域の交通、運搬の歴史を学ぶ伝統行事。

息を合わせて櫓や櫂を動かし、湖面を進む児童=浜松市北区細江町
息を合わせて櫓や櫂を動かし、湖面を進む児童=浜松市北区細江町

 4、5年生は地元住民らでつくる「和船ボランティア」の指導を受け、6月から4カ月かけて和船の操船技術を磨いてきた。本年度の集大成としてこの日を迎え、昨年まで同様の活動に取り組んだ6年生が助っ人として加わった。
 5年の名倉凛さん(10)は「最後まで大きな声で『そーれ』と言いたい」、馬渕未帆さん(10)は「みんなで協力してこぎたい」と決意を述べ、子どもたちは同校南側の桟橋から出発。息を合わせて船尾の櫓(ろ)や櫂(かい)を動かし、湖面を進んだ。寸座、伊目を経由し、約3時間で湖1周を果たした。

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