テーマ : 気象・災害

南海トラフ沿い9月は変化なし 気象庁地震検討会

 気象庁は6日、南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会(会長・平田直東京大名誉教授)の定例会を開いた。南海トラフ沿いの主に9月の地震、地殻活動について「大規模地震の発生可能性が高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」とする南海トラフ地震関連解説情報を発表した。
 目立った地震活動はなかった。微少な揺れと地殻変動は、四国東部から四国中部で9月13日~同17日に、東海で9月13日~同18日に観測した。東海では再び、9月30日から同様の現象が続いている。これらは想定震源域のプレート境界深部で発生した短期的ゆっくり滑りが原因と推定した。
 また、和歌山県南方沖の浅い部分で、8月28日~9月28日に低周波地震、8月29日~同30日、9月9日~同21日に超低周波地震を観測した。想定震源域のプレート境界浅部で発生したゆっくり滑りに起因する可能性があると指摘した。
 いずれも「従来、繰り返し観測されてきた現象」と評価している。

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