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大阪の三宅さん　沼津市山口源新人賞　版画　食事の準備をする日常描く

　沼津市ゆかりの版画家山口源（１８９６～１９７６年）を顕彰し、若手版画家を表彰する「第４０回沼津市山口源新人賞」にこのほど、大阪市の会社員三宅葵さん（２５）が選ばれた。

　受賞作の「２０２０．９．１６　１６：１４」は、テーブルで食事の準備をする日常の風景を、２３１版１９６色重ねたシルクスクリーンで表現した。三宅さんは「過去制作した作品で最も思い入れがある今作を評価いただけ、大変うれしく思う」とコメントを寄せた。
　同賞は１９８３年に始まり、日本版画協会主催の版画展出品作から、将来性が認められる作品に贈っている。富士市生まれの山口源は戦時中、沼津市江浦に疎開し、亡くなるまで過ごした。

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