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テーマ : 富士市

紙ごみ再生、文化祭で実践 東海大翔洋中高 企業と協力 トイレ紙に

 静岡市清水区の東海大静岡翔洋中・高で27日、建学祭「紙ごみゼロのサステナブルな文化祭」が始まった。使い捨てのプラスチック容器などはできるだけ使わず、可能な限り紙製の皿などを用いる。出た紙ごみは企業の協力を得てトイレットペーパーに再生する。同校初の取り組み。

ごみを分別する生徒ら=静岡市清水区の東海大静岡翔洋中・高
ごみを分別する生徒ら=静岡市清水区の東海大静岡翔洋中・高

 建学祭では模擬店や展示が多数行われ、以前からごみの多さが問題点となっていた。生徒のボランティア活動参加をきっかけに製紙機械総合メーカーコアレックスグループ(富士市)とつながり、今回の企画が実現。同グループの稲葉琢身さんは「学校と一体になって活動できる機会はなかなかない」と歓迎する。
 模擬店などでは紙の過包装も避けるよう事前に周知し、外部から招くキッチンカーにも協力を呼びかけた。ごみ箱の前では生徒会などのアドバイスを受けながら飲食後のごみを分別する姿が見られた。
 最終日の28日は4年ぶりに建学祭を一般公開する。高校生徒会長の納本稜太さん(3年)は「校外の人にもSDGs(持続可能な開発目標)を知ってもらい、日々の生活の中で心がける機会にしてほしい」と話した。
 (清水支局・大村花)

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