今泉小児童 企業や団体代表者から地元のルーツ学ぶ 富士市
富士市の今泉小は、地域の企業や団体の代表者を講師に招き、総合学習授業を行った。6年生約80人が「地元の魅力再発見」をテーマに、今泉地区の史跡や文化、産業などについて学んだ。
富士山かぐや姫ミュージアムの学習指導員内田昌宏さんは、地元の善得寺について解説した。寺にかつて酢の製造技術が伝わっていたことや周辺に市場があったことに触れ、「昔の寺は文化の中心。今の図書館にも近い役割だった」と説明した。今泉地区にある地名の由来についても史実や伝承を交えて紹介した。
同地区に工場がある丸富製紙の代表者は、製造しているトイレットペーパーの特徴や企業努力について伝えた。
授業は、児童が事前に実施した地域探訪に合わせて講話内容を決めた。