外国人向けに相談窓口 雇用や福祉、多言語で対応 牧之原市
牧之原市は4月から、市内に住む外国籍住民が利用できる生活などに関する総合的な相談窓口を市役所榛原庁舎に設けた。市内の外国籍住民が増加傾向にある中、安心して生活できる環境づくりを推進する狙い。
雇用や福祉、子育てや教育など日々の暮らしに関わる多様な相談を受け付けるとともに、情報の発信業務も担う。相談員にはブラジル国籍のチバナ・サユリさん(33)が就き、ポルトガル語以外については英語やベトナム語など14言語に対応するタブレットを活用する。
市によると、市内の外国籍住民数は2285人(1月末時点)と市全体の5%を超え、今後も増加が見込まれるという。チバナさんは「皆さんの困り事を解決して、より良い生活を送ってもらえるよう貢献したい」と意気込む。
窓口は市役所榛原庁舎5階の情報交流課に設置。対応時間は平日の午前8時15分から午後5時まで。窓口に関する問い合わせは同課<電0548(23)0040>へ。