ギンナン出荷スタート ほのかな苦み、もちもちした食感 富士
富士市の富士川地区で22日、今季のギンナンの出荷が始まった。生産者が目ぞろえした計180キロがJAふじ伊豆富士川支店に集められ、三つのサイズに分けて都内の市場へと送った。地区内の6軒で手摘みされたギンナンは、皮をむいて天日干しした。今季は全収量で約5トンを見込み、週2回ほどの出荷が12月まで続く。同地区のギンナンは、ほのかな苦みともちもちした食感が特徴という。
富士川銀杏(ぎんなん)生産組合の植松美嗣会長(79)は「完熟前のおいしい時に味わってほしい」と話した。