かまどでご飯 昔の生活を親子で体験 富士市の旧稲垣家住宅
富士市の広見公園内の県指定有形文化財「旧稲垣家住宅」で18日、昔の生活を体験する講座「かまど飯を食べよう」が開かれ、市内の親子5組がかまどで炊飯を体験した。
参加者は古民家内のかまどで火をおこし、竹筒で空気を送って火加減をこまめに調節した。子どもは煙と熱を我慢して懸命に息を吹き込んだ。
家族で縁側やいろりを囲み、炊きたてのご飯を味わった。同市の三井彩楽さん(5)と志弥君(3)のきょうだいは「炊くのが大変だったからすごくおいしい」と白米をほおばり、おかわりを求めた。
富士山かぐや姫ミュージアムの職員は、夏は涼しく冬は暖かいかやぶき屋根の構造を説明した。