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テーマ : 御殿場市

人口減や人手不足… オール駿豆で課題解決 商工懇話会が議論開始

 静岡県東部・伊豆の経済団体で構成する駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)は、共通する地域課題の解決へ本格始動する。県、各市町と連携し、今後の進め方を議論するほか、改めて各地の課題の洗い出しを図る。紅野会長が16日に沼津市内で開いた定例会で明らかにした。

地域の共通課題の解決へ連携を呼びかける紅野会長=沼津市内
地域の共通課題の解決へ連携を呼びかける紅野会長=沼津市内


 地域経済を揺るがす人口減や中小・零細企業の人手不足、脱炭素実現といった喫緊の課題に直面し、防災やBCP(事業継続計画)対策など早急に着手する必要がある取り組みも多いと判断。単独ではなく、広く連携することが不可欠とした。各団体のイベント紹介と開催地の行政トップの講話に時間を割いてきた定例会は、今後は具体的な議論の機会とする見込み。
 紅野会長は参加した各団体のトップらに「どういう取り組みができるか話し合っていきたい」と呼びかけた。
 懇話会は1982年発足。これまで、県知事選候補者の推薦や広域合併推進、多目的施設建設の要望など節目で議論を主導する場面もあった。2商議所(沼津と三島)と、8商工会(沼津市、長泉町、函南町、清水町、裾野市、伊豆の国市、御殿場市、小山町)でつくる。定例会は毎年度3回開き、今回で126回目。
 (東部総局・高橋和之)

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