文化祭、地域通貨で決済 御殿場高生が活用促進企画
御殿場市の地域課題解決や活性化を目指す御殿場高創造ビジネス科3年生が21日、文化祭でデジタル地域通貨「富士山Gコイン」の活用促進企画を実施した。市と連携してGコインで買い物ができる販売実習店舗「G-shop」を出店し、限定プレミアム付き商品券事業などを展開した。
店には生徒たちが市内の24店舗から仕入れたパンや総菜、和洋菓子など多彩な商品が並んだ。現金に加えて電子決済用のレジを設置し、Gコインで支払うと割引券などが当たる福引に挑戦できる特典を設けた。千円をチャージすると1510円分のポイントを付与する文化祭限定のプレミアム付き商品券も販売した。
店長を務めた大庭清良さん(18)は「実際に使ってもらうことで、利用促進の広報効果もより高まったのではないか」と話した。
同科は昨年度、市各課と協働して地域課題の解決策を探る授業「御殿場改良計画」に取り組み、Gコインの普及を図ろうとG-shopを発案したという。
(御殿場支局・塩谷将広)