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テーマ : 御殿場市

復元された“祖父の池”生態調査 川自慢大賞に御殿場の団体 静岡で発表

 水辺で活動する団体の交流を目的とした「しずおか川自慢大賞」(同実行委、しずおか流域ネットワーク主催)が10日、静岡市葵区のコミュニティホール七間町で開かれた。県内の10団体が日ごろの保全活動などを発表した。参加者による投票で御殿場市で活動する「仁杉・柴怒田ビオトープの会」が同大賞に輝いた。

しずおか川自慢大賞に輝いた「仁杉・柴怒田ビオトープの会」の勝又さん(右)ら=静岡市葵区
しずおか川自慢大賞に輝いた「仁杉・柴怒田ビオトープの会」の勝又さん(右)ら=静岡市葵区

 同会は、新東名高速道新御殿場インターチェンジ(IC)の建設に伴い整備された仁杉・柴怒田ビオトープで清掃や生態調査をしている。
 活動内容を発表した御殿場南高2年の勝又悠翔さん(17)は、祖父が自分のために造った池が同IC建設で壊されたが、希少生物の存在が判明してビオトープとして復元された経緯を説明した。「開発は自分たちが生きていく上で欠かせない。残された自然をどう守るかが重要」と訴え、「専門的な知識や活動を増やして、大好きなビオトープと自然を守っていきたい」と仲間を増やして活動を続ける決意を語った。
 他受賞団体は次の通り。
 長沢賞 みずがき倶楽部▽ふるがき賞 川ガキ▽新人賞 麻機遊水地柴揚げ漁保存会
 (社会部・吉田史弥)

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