大型商業施設でのテロ想定 不審者対応など確認 御殿場署
御殿場署は9日、御殿場市の大型商業施設「御殿場プレミアム・アウトレット」と協力したテロ対策合同訓練を同施設で行った。署員と警備員ら約25人が参加、不審者に対する初動対応や警察との連携などを確認した。
施設のイベント日に不審な男が来場したとの想定。男はインフォメーションセンターで警備体制について高圧的に質問し、情報が得られないと分かると広場に向かった。監視する警備員の胸を押す行為やナイフの所持なども見られたため、複数の警備員が刺股を持って男を囲みながら他の来場者の安全確保を進めた。110番を受けて駆けつけた署員が男を取り押さえた。
同署の丸山卓志警備課長は訓練後、「初動はいかに現場の情報を把握して110番で伝えられるか、犯人と距離を取れるかが重要になる」と呼びかけた。