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アイリスオーヤマ、御殿場に物流センター　飲料事業拠点建設へ　２０２６年春完成目指す

　生活用品大手のアイリスオーヤマ（仙台市）は１９日、御殿場市に飲料水の保管、出荷を主とする物流センターを建設すると発表した。同社は小山町と裾野市の工場で飲料水を生産している。富士山東麓の３市町を飲料水事業の拠点に位置づけた物流網の整備に加え、首都圏や東海地方での大規模災害を想定した防災拠点の役割を想定する。
富士小山工場（右奥）と隣接される御殿場物流センターの予定地＝１９日午後、御殿場市小倉野
　建設予定地は小山町との境に位置する御殿場市小倉野。同社富士小山工場（同町）の隣接地で、東名高速道足柄スマートインターチェンジまで車で数分の強みがある。総投資額は７０億円。敷地面積は約３万平方メートルで、同市内の物流倉庫としては最大。鉄骨造り５階建てで、２０２６年３月ごろの完成を目指す。

　５０～６０人の雇用を見込む。約１０万点を取り扱うネット通販事業の自動倉庫も設け、飲料水は平屋倉庫と自動倉庫の一部に５００ミリリットル入りペットボトル約３８００万本を保管できる。

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