交通誘導中の安全誓い宣言書提出 静岡県警に県警備業協会
静岡県警備業協会(立川勝彦会長)は20日、秋の全国交通安全運動(21~30日)に合わせて交通安全宣言書を県警に提出した。所属する166事業所の代表者が交通ルールの順守をはじめ、道路上の人と車両の安全な通行誘導、危険予知の徹底など5項目を誓う内容で、同協会として初めて提出した。
交通誘導員が誘導警備業務中に死亡する交通事故が昨年9月に浜松市、今年6月に御殿場市で発生した。改めて誘導のプロとして受傷事故の絶無を宣言し、現場周辺の状況把握と危険予知の徹底に加え、装備資機材の効果的な活用で事故防止に貢献していく。
立川会長が県警本部で加藤悟交通部長に提出し「運動期間中も業界が一丸となって交通安全に努める」と強調。加藤部長は死亡事故が前年比で微増の現状にも触れ「宣言書は力強い。県民の模範になっていただきたい」と期待した。