「院内ツアー」で学ぶ医療の役割 御殿場南高と地元病院が連携 人材育成へ特別サークル
御殿場市の御殿場南高はこのほど、同市のフジ虎ノ門整形外科病院(土田隼太郎院長)と連携し、医療職を志す生徒が役割や地域との関わりを学ぶ特別サークルを立ち上げた。早速1、2年生21人が同院で体験ツアーに臨んだ。
看護師、理学療法士など目指す分野別に4班に分かれ、実習を交えながら院内を見学した。診療放射線技師と臨床工学技士の班は磁気共鳴画像(MRI)やコンピューター断層撮影(CT)、エックス線装置の仕組みや用途について説明を受けた。
高校で学ぶ理系分野の知識が医療現場で働く上の基礎になっていることを知った1年の加藤大暉さん(16)は「病気の早期発見や適切な治療に携わるため、今からしっかり勉強したい」と話した。
サークルは将来北駿で活躍する医療人材の育成やSDGsの学習を深めることなどを目的としている。
(御殿場支局・塩谷将広)