不登校児、生徒 通える場に 御殿場市教育支援センター開所
御殿場市は3日、同市板妻の旧原里西幼稚園の土地建物を活用して整備した「市教育支援センター」の開所式を同所で開いた。不登校の児童生徒が安心して通える場を整え、社会的な自立ができるよう支える。
市学校教育課が直営し、元教員や教育相談員ら職員6人が携わる。学習室や活動室、二つの相談室、多目的ホールを設けた。月~金曜の午前9時半~午後2時半、個々の児童生徒に合わせ、個別学習や軽スポーツ、体験活動を実施する。
市によると、2023年度の年間30日以上の不登校による欠席者は過去最多の250人超とみられる。勝又正美市長は「個性や社会性の伸長に寄与し、社会的自立につながっていくと期待している」と述べた。