恋人の聖地・新橋浅間神社 御殿場高生が「縁結び絵馬」デザイン
ＮＰＯ法人地域活性化支援センター（静岡市）の事業で「恋人の聖地」に認定されている御殿場市の新橋浅間神社に３月１日から、「縁結び絵馬」が登場する。御殿場高生が若者の利用を意識してデザインした２種類を用意。神社に足を運ぶきっかけをつくり、中心市街地の活性化につなげる。
絵馬をデザインした大庭さん（右）と山田さん＝御殿場市の新橋浅間神社
デザインは御殿場高生活創造デザイン科３年生の１６人に依頼し、主催の市と市観光協会、同神社を交えた協議で２作品を選んだ。赤いバラの花束を模した絵馬は大庭あいさん（１８）が考案。「真実の愛」を意味する２１本のうち１本をオレンジ色にして「信頼」の意味を加えた。絵馬を逆さまにすると、富士山麓にバラの花畑が広がる構図に見える工夫も施した。山田菜々美さん（１８）は「富士山を結ぶ」と題した作品を制作。縁の響きにちなみ「円」を構成の主軸とし、富士山の絵柄を交えたシンプルでおしゃれな絵馬に仕上げた。
１日から販売が始まる２種類の縁結び絵馬
２８日に同神社でお披露目会が開かれ、勝又正美市長は「若者に受けるデザインだと感じる。神社は富士山御殿場ルートの起点でもあり、総合的に魅力を発信していく中で絵馬も積極手にＰＲしていく」と話した。内海守宮司は「自分たちとは異なる若い方の目線を生かした作品で大変ありがたい」と感謝を述べた。
縁結び絵馬は１日から、同神社社務所とＪＲ御殿場駅乙女口の富士山御殿場・はこね観光案内所で販売する。１枚税込み８００円。
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