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テーマ : 御殿場市

御殿場・男性暴行死 被告に懲役9年求刑 地裁沼津支部公判

 御殿場市東山の建設資材置き場で一緒に作業していた男性の頭部を角材のようなもので殴打したとして傷害致死の罪に問われた小山町菅沼、とび職の被告(27)の裁判員裁判の論告求刑公判が24日、静岡地裁沼津支部(野沢晃一裁判長)で開かれ、検察側は懲役9年を求刑した。
 検察側は、被告が地面にひざまずいた被害者の頭部に重さ2キロ前後の角材のようなものを勢いよく振り下ろしたと指摘。「被害者が労災事故で負傷した」と虚偽の口裏合わせをしたことなど、犯行態様の悪質性も挙げた。
 弁護側は、被害者はひざまずいておらず、両手を軽く開いた前傾姿勢の状態だったと主張。被告は「一発食らうんで許してください」という被害者の発言に動揺し、反射的に振り下ろしたとした。被告に関する虚偽のうわさを2度流すなど被害者の落ち度を考慮し、懲役5年が相当とした。
 起訴状などによると、被告は2023年3月16日午後7時45分ごろ、御殿場市内の会社の資材置き場で、地面にひざまずいた状態の同市新橋、会社員の男性=当時(30)=の頭部に角材のようなものを振り下ろし、脳挫傷により死亡させたとされる。

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