華道の奥深い作品披露 御殿場の翠月学園、茶道や書道も
御殿場市で華道、茶道、書道の教室を開く翠月(すいげつ)学園の第58回翠月学園祭(静岡新聞社・静岡放送後援)が9日、御殿場市の御殿場高原ホテルで始まった。10日まで。
今年は翠月古流華道80周年の節目の年。華道では教授陣や教室生ら約40人が手がけた奥深い作品に加え、交流のある華道団体の約30人の力作が並んだ。キキョウ、オミナエシなど季節の美しい花々が来場者の目を引いている。渡辺華凰家元は、ソナレの枝を用いて富士山の雄大な自然の景色を表現した。身近な物に花を生けた華道の「原点」に立ち返り、木製のカゴや竹の器などを花器としたユニークな作品もある。
翠月書道会の書道展示も同時に開催。茶席も設けられ、来場者が心豊かなひとときを過ごしている。
10日は午前10時から午後4時。入場無料。