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テーマ : 富士市

富士交響吹奏楽団 定演100回へ 「楽しいステージ 信条に」 12日の本番向け準備万端

 富士市を拠点に活動する市民楽団「富士交響吹奏楽団(富士響)」の定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)が12日、第100回を迎える。1973年の初回から50周年となる節目のステージに向け、団員約50人は準備万端整った。

第100回定期演奏会に向けて練習する富士交響吹奏楽団の団員=富士市内
第100回定期演奏会に向けて練習する富士交響吹奏楽団の団員=富士市内


 富士響は72年、市民吹奏楽団として結成。翌年に現在の名称に変えた。市内の学校の吹奏楽部出身者などを中心にメンバーを増やし、時には初心者も入団するなど市民に開かれた楽団として活動している。ホルンの平田浩一団長は「幅広い層に親しまれ、応援や期待を感じ取って演奏している。楽しいステージが信条」と話す。
 年2回の定期演奏会は、春にクラシック、秋にポップスが軸。オーケストラの楽曲は、初回から指揮を担当する元音楽教諭の石川喬雄さんが吹奏楽用にアレンジし、柔らかで深みのある表現を追求している。
 今回は作曲家伊藤康英さんによる富士響委嘱作品「交響的絵画『富士』」のほか、吹奏楽のための楽曲などを演奏する。歌劇「カルメン」やバレエ音楽「火の鳥」のアレンジ曲もある。石川さんは「集大成であるのと同時に、これまでの延長線上にある曲にも挑戦する公演。われわれ自身も50年の重みを再確認したい」と意気込む。
 演奏会は同市のロゼシアター大ホールで午後1時半開演。入場500円。中学生以下無料。未就学児は入場不可。全席自由。当日券がある。希望者は直接会場へ。
 (富士支局・宮城徹)

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