伊豆湘南道路の早期実現求める 期成同盟会、国交省に
静岡県東部と神奈川県西部の自治体や商工団体でつくる伊豆湘南道路建設促進期成同盟会は6日、伊豆地域と神奈川県西部をつなぐ「伊豆湘南道路」の早期実現を国土交通省に要望した。会長の斉藤栄熱海市長と副会長の仁科喜世志函南町長らが同省で加藤竜祥政務官と面会し、文書を手渡した。
両地域を結ぶ道路環境が脆弱(ぜいじゃく)な現状を踏まえ、伊豆湘南道は防災、観光産業の活性化、住民の利便性向上に資すると指摘。静岡、神奈川両県による概略計画検討の加速化を図るため、必要予算を確保することなどを求めた。
斉藤市長は取材に「実現に向けて前に進む段階に来ている」と述べ、働きかけを強めていく考えを示した。加藤氏からは、地元の声を踏まえて対応していく旨の発言があったという。