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テーマ : 熱海市

熱海富士、琴ノ若と初日 大相撲春場所 照ノ富士は錦木と

 日本相撲協会は8日、大相撲春場所(10日初日・エディオンアリーナ大阪)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。新大関琴ノ若は初日に熱海富士(熱海市出身)、2日目に元大関の朝乃山と顔を合わせる。2場所連続10度目の優勝を狙う横綱照ノ富士は初日に小結錦木、2日目に宇良の挑戦を受ける。
 他の3大関は初日に霧島が小結阿炎、豊昇龍が宇良、途中休場明けでかど番の貴景勝は朝乃山と対戦。両関脇は大栄翔が明生、若元春は王鵬と初日に闘う。十両以上で初日からの休場者は2場所続けていなかった。
 4大関は2021年名古屋場所以来。琴ノ若の父で師匠の佐渡ケ嶽審判部長(元関脇琴ノ若)は「稽古はできている。重圧は感じていないような気もする。頑張ってほしい」と語った。

 新大関 琴ノ若に注目 照ノ富士、前半鍵 霧島は充実
 大相撲春場所は10日にエディオンアリーナ大阪で初日を迎える。最も注目されるのは26歳の新大関琴ノ若だ。先場所の優勝決定戦で敗れた横綱照ノ富士、状態がいい大関霧島らとの賜杯レースは混戦が予想される。
 琴ノ若は2月から昇進関連行事で多忙な中、稽古は積んできた。ただ場所前は番数を重ねながら、霧島に大きく負け越し。立ち合いの甘さという課題は解消されていない。攻める姿勢を貫いて重圧をはねのけ、2006年夏場所の白鵬以来となる新大関制覇で悲願の初優勝を果たせるか。
 照ノ富士は腰や膝の不安から十分に稽古をこなせなかった。先場所は後半戦から調子を上げたが、7日目までに2敗。前半戦をうまく乗り切れば、大台となる10度目の優勝が視界に入ってくる。
 霧島は充実している。二所ノ関一門の連合稽古に一門外から参加するなど、積極的に出稽古。陸奥部屋で臨む最後の場所で、綱とり出直しの意欲がうかがえる。他の2大関は右膝負傷から回復途上の豊昇龍は強引な投げを封印し、前に出る相撲を心がけたい。かど番の貴景勝は首の状態が気がかりで、勝ち越しが当面の目標となる。
 西前頭筆頭で元大関の朝乃山は初日から上位陣と対戦。存在感を示せるか。入幕2場所目の大の里は西前頭5枚目に浮上し、再び旋風を巻き起こせるか。
 

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