熱海伊豆山の復興 支援金10万円寄付 日本画家坂本さん
熱海市渚町の日本画家坂本武典さん(47)が19日、大規模土石流で被災した同市伊豆山地区の復興を願い、支援金10万円を市に寄付した。市役所で斉藤栄市長に手渡した。
坂本さんは自身の作品の売り上げに加え、個展会場で呼びかけた募金を支援金に充てた。土石流が発生した2021年から支援金の寄付を続け、今回で累計30万円となった。坂本さんは最低でも10年間、支援金の寄付を継続する意向を示し「土石流災害を風化させてはならない。ささやかではあるが、伊豆山の復興のためになれば」と話した。
斉藤市長は「『伊豆山のことを忘れないで』という切実な声がある。復興のために、大切に使わせていただく」と感謝した。