記者コラム「清流」 相撲観戦には余裕必要
大相撲幕内の熱海富士が秋場所で優勝争いを演じる快進撃をみせた。出身地の熱海市では、商店街に激励の看板が掲げられ、「広報あたみ」の表紙に熱海富士の写真が採用された。一定の興奮状態が今なお続く。
本県出身力士として初の幕内優勝は逃したものの、熱海市民をはじめ多くの県民が大相撲中継にくぎ付けになったに違いない。相撲ファン拡大という観点からすれば、熱海富士の果たした功績は大きいといえる。11月中旬に始まる九州場所が早くも待ち遠しい。
相撲観戦で悩ましいのは幕内の取組が夕方に行われること。取材を終え、原稿執筆に追われる時間帯と重なる。秋場所はライバルの取組も確認しつつの観戦となり、作業の手がたびたび止まった。早めに仕事を終える習慣を付け、余裕を持って九州場所に臨みたい。
(熱海支局・鈴木文之)