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テーマ : 熱海市

「渚の縁日」熱海の活力に 初のマルシェ 出店きっかけづくり

 熱海市渚町のなぎさ中通りでこのほど、マルシェイベント「渚の縁日」(実行委など主催)が開かれた。にぎわいと新規出店のきっかけを創出する初の試み。飲食や工芸品などを手がける市内外12業者が展示販売を行い、来場者をもてなした。

飲食、工芸品などの業者が展示販売を繰り広げたマルシェイベント=熱海市渚町のなぎさ中通り
飲食、工芸品などの業者が展示販売を繰り広げたマルシェイベント=熱海市渚町のなぎさ中通り


 なぎさ中通りの一部40メートルが歩行者天国となり、道の両側に参加業者の店舗が軒を連ねた。ガラス工房の色鮮やかなグラスをはじめ、熱海産ミカンのジャムや手作りパン、箱根の伝統工芸品「木象嵌(がん)」などを売り出した。
 なぎさ中通りのかいわいは1950年の熱海大火を免れた古い建物が今も数多く残り、中央渚発展会の吉田耕之助会長は「昭和レトロ感が渚の良さ」とアピールする。コロナ禍の後は新規出店の業者が一定数みられるが、依然として空き店舗も目立ち、今後の活用策が課題だという。
 次回のマルシェは来年3月17日に開催予定で、実行委の戸井田雄さんは「年齢や居住を問わず、新たな事業に挑戦しようとする人が最初の一歩を踏み出す場にしたい」と話す。将来的には、なぎさ中通りや周辺地域にある空き店舗での新規開業を後押しする考えだ。
 (熱海支局・鈴木文之)

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