温泉の恵みに感謝 伊豆山神社と地元組合 熱海で神事
熱海市の伊豆山神社と伊豆山温泉組合は10日、伊豆山温泉感謝祭を同神社で行った。伊豆山地区の温泉利用施設の関係者や源泉所有者20人余りが、温泉の恵みに感謝をささげるとともに湯の永続を願った。
参列者は、同日朝に各施設でくみ上げた「初湯」を持ち寄った。神事に続き、順番にたるの中に湯を注ぎ入れた。同組合の牧野文弘組合長は、2021年7月の大規模土石流災害に触れながら、「だんだんと戻りつつある伊豆山復興への思いも込められている。今後の発展を願う」と話した。
伊豆山温泉は1300年の歴史があるとされる。感謝祭は温泉利用者の1年を締めくくる行事として続いている。